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第2回 リウマチエール♪

第2回 リウマチ エール♪

執筆日:2020年8月 

 

2回 関節リウマチの治療薬について

 

 関節リウマチの治療は、以前は痛み止めやステロイドで一時的に痛みを和らげる対処療法が中心でしたが、この20年間に研究が進んで新しい薬が次々に登場し、適切な治療を受けることで半数以上の患者が、発症前と変わらない生活を送ることができる「寛解」に至ることが可能となりました。

この「寛解」達成の中心的な役割を果たしている薬が、1999年に日本でも発売された抗リウマチ薬のメトトレキサート(MTX2003年から次々に発売されている生物学的製剤(bDMARDです。

今回は、関節リウマチの治療の中心的薬剤(アンカードラッグ)として位置づけられているメトトレキサート(MTXについて説明致します。 

 

   MTXは現在関節リウマチの第一選択薬となっており、日本でも約8割の患者さんが服用しています。MTXは、関節の炎症を引き起こす免疫細胞などの働きを抑え、関節リウマチの進行を抑えます

 

 MTXの服用法は、週に812mgの量を決まった曜日に服用することが基本ですが、高齢者や既往症・併用薬によって、より少量の場合や数日にわけて服用する場合もあります。

 

MTXの副作用のうち、口内炎、吐き気、下痢、肝機能障害などはMTXが葉酸の働きを抑制することで生じるため、これら副作用の予防として葉酸(薬品例:フォリアミン)を併用します。

  MTX以外の関節リウマチ治療の薬剤には、非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)、副腎皮質ステロイド、免疫抑制剤、従来型抗リウマチ薬(csDMARD)、生物学的製剤(bDMARD)、分子標的型合成抗リウマチ薬(JAK阻害薬)があり、検査結果や患者の状態に応じて選択されます。

 次回は生物学的製剤についてご紹介する予定です。気になることやちょっと聞いてみたいことなど、お気軽にご相談ください。