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第1回 リウマチエール♪

第1回 リウマチ エール♪

執筆日:2020年6月 

 

 第1回 関節リウマチについて

 

  6月は日本リウマチ財団が1989年にリウマチ月間と制定し、疾患等への啓発活動を行っています。日本では梅雨にあたり、落ち着いていたリウマチ症状がぶり返しやすい時期です。夏に向かって自律神経や免疫系に負担がかかりやすいので、十分な睡眠と休養をとり、リラックスしてこの時期を乗り越えましょう。

 

 今回は、関節リウマチを疑う身体のサインをご紹介します。➀~⑤のうち3つ以上当てはまれば、専門医で診察を受けることをお勧めします。

 

➀ 朝、関節がこわばる(特に手が動かしにくい、動かすとカクカクする)

② 関節の腫れや痛みがある(左右対称が多いが、そうでないときもある)

➂ 腫れている部分が赤味や熱を帯び、触るとブヨブヨした弾力がある

➃ 足の親指や小指のつけ根の痛みや外反母趾がある

⑤ 疲れやすく、だるさや熱っぽさが続く、体重が減る

 

 

現在、関節リウマチは発症から2年以内にしっかり治療することで、「寛解」(病気の症状がほぼ消失し、臨床的にコントロールされた状態)にいたる可能性が高まり、更に薬を減量、中止する例もあります。そのため、身体のサインに気づいたら、早めにかかりつけ医や薬剤師にご相談ください。